2019 静岡ホビーショーのタミヤブースにて、トヨタ TS050 HYBRIDについてお話を聞いてきました。
ご存知、昨年のルマン24時間レースで優勝したマシンです。
マツダ787B以来の日本勢の優勝ということで注目された車です。
パッケージやランナーなどはこんな感じ。エンジンは再現されていませんが細かいパーツがずらっと並んでいます。
まだ現役で走っているマシンとあってさすがにエンジンの取材は許されなかったようです。
ちなみに取材は、実車がフジのサーキットに来た時に取材に行ったとのこと。
こういうものの常ですが、レースごとに細部が変化しているのでそのあたりの考証は苦労したようです。
デカールは2枚用意されていて、オフセット印刷とシルクスクリーン印刷のものが各一枚という構成。
マスキングシールが付属していますがカットは自分でしないといけない仕様。
カットする形が細かくて複雑なため、機械でカットすることができなかったようです。
マスキングシールは主に黒を塗装するためのもので、塗り分けラインはボディ表面に薄くラインの目印が入っています。
これに合わせて、自分でカットしたマスキングシールを貼って塗装するという仕組みです。
赤塗装の部分はデカールで再現することになっていて、シルクスクリーン印刷なので発色や濃度は問題なさそうです。
実車の構造はF-1マシンにフェンダーカバーをつけただけのような構造なので、サスアームが細くて長いです。
プラモでこれを再現すると強度的な不安が気になるところですが、そのあたりを見せてもらうと割と太いアームが何本も支える構造なので、何も心配する必要はないようです。
先ほど書いたようにエンジンは再現されていませんが、コクピットの後ろはV6エンジン「らしきもの」の造形が一応あるのがなんとも律儀。
コクピットは独特な構造をしていますが、ちゃんとペダルも再現されていて、少ないパーツながらドライバーがどのような姿勢で運転しているのかがわかるようになっています。
ちなみにシートベルトはデカールによる再現です。
発売は今月末なのでもうまもなく。
タミヤの最新キットですから、きっとなんのストレスもなくさっと出来上がるキットになっていることでしょう。
今から発売が待ち遠しいです。