先日の日曜日に東京・銀座は歌舞伎座へ、団菊祭を見に行ってきました。
昼の部を見に行ってきたので、演目は「寿曽我対面」「勧進帳」「め組の喧嘩」。
いずれもメジャーな演目で、通の方からすると「ベタ」と言われてしまうかもしれいないくらい。
さて、歌舞伎が始まる前に垂れているこの幕。
三色のシマシマになっているこの幕を「定式幕」といいますが、実は私の動画のオープニングはこれをモチーフにしています。
動画の最初で、箱の写真をバックにブルーの帯が何本も下がってくるというこの部分です。
さすがに定式幕の三色(オレンジ・緑・黒)を使っては、すぐにそれとわかってしまうので、色はブルーに統一。
でも三色だったものをブルー一色にしてしまうとシマシマにならないので、半透明にして何本も重ねることにして、しかもランダムに重ねています。
等間隔にしたりするとこれまた定式幕そのものになってしまうので。
そしてだんだん画面全体が青一色になっていきます。
これは塗装シーンの暗示だったりします。
エアブラシで塗っていき、やがて全体が塗っている色で覆われていく様子を表しています。
次に青だった画面は白に変わります。
これは下地を塗ったあと次の色を塗った時の色の変化を表しています。
その後画面手前から奥へと丸が進んでいき、
丸の中から「製作」という突起の部分と、タイトルが横にズレながら浮かび上がります。
この一連の部分は、床にこぼれる塗料のシズクを表しています。
塗装時のあるあるだと思うのですが、どうしても作業中塗料が床にこぼれることがあります。
そのこぼれる瞬間を上から見ているような構図です。
これをだいぶ模式的にして表しています。
まあ「ひみつ」というほどたいそうなものでもないのですが、オープニングはこういったしくみになってます。
ちなみにこの部分はAfterEffectsというソフトを使っています。
編集にはPremiereProを使っていますが、こういうのはAfterEffectsのほうが作りやすい気がしたので。
てなわけで、次回動画upは明日の19:30を予定しています。