ハセガワの1/200 ボーイング787-9 ANA を作っています。
Hasegawa 1/200 Boeing 787-9 AN
(最初の記事→製作記 ハセガワ 1/200 ボーイング 787-9 ANA (1))
左右に分割されている胴体を貼り合わせ、さらに主翼を胴体に接着しました。
主翼は上下分割になっているのですが、上側のパーツを先に胴体に接着してしまいました。
説明書では上下の主翼を貼り合わせたあとに、胴体にカポッとはめる手順がかいてありますが、ちょっとそれとは手順を変えています。
説明書の手順だと、主翼上面側のパーツと胴体とのスキマを接着するのが難しいと感じたからです。
この主翼下面のパーツが胴体下をまわりこんで左右の主翼を連結するというパーツ構成は、大戦機(プロペラ機)などでよくみられる構成です。
これによって上半角が決まりやすいという利点があるからなのですが、上下の主翼面を先に貼り合わせてしまうと、先にも書いたように胴体とのあいだの接着が難しくなります。
というのは、接着剤が乾くまで主翼を上側にテンションを加えた状態でしばらく保持しておかなければならず、大戦機を作られている方はマスキングテープなどで引っ張った状態にして作っておられるようです。
しかし今回のように後退角がついていて、しかもけっこう大きめのサイズとなると、なかなかそれも容易ではないです。
というわけで、主翼上面を先に胴体にくっつけてしまえ、というわけです。
接着はゴム系接着剤のGクリアを使いました。
これは接着力うんぬんというより、はみ出した接着剤をあとで拭き取るためです。
プラ用の接着剤だと、はみ出てきた部分はペーパーなどで処理する必要があり、モールドに流れ込んだりすると埋まってしまって、最悪そこだけ彫りなおす必要がでてきます。
その点、ゴム系接着剤だとプラを溶かさないので、エナメル溶剤で拭き取ってもモールドなどはもとのままです。
できるだけ無用な工作は避けたいがための知恵です。
硬化するまで保持するのが大変そうに見えますが、しっかりと接着剤を塗っておけば、意外と保持力は強力です。
完全に固まるまでまる一日置いておく必要はありますが、硬化するとかなりしっかりと接着されます。
そして最後に主翼下面を貼り合わせます。
胴体左右は接着したあとラッカーパテを塗り、スポンジヤスリで整形。
その後さらに溶きパテ(クレオスのサーフェイサー500)を使って細かいくぼみなどを埋め、硬化後にさらにスポンジヤスリで整形しました。
こういうときはあまり400番のペーパーとかでガシガシ削ると、胴体断面が変わってきてしまうので、スポンジヤスリで根気よく削っていくのが吉です。
今回は以上~