ハセガワ 1/200 ボーイング777-300ER ANA を作っています。
Hasegawa's 1/200 Boeing 777-300ER "ANA"
(最初の記事→製作記 ハセガワ 1/200 Boeing777-300ER(1))
エンジンを整形していきます。
上の写真は整形がひととおり終わった状態。
このキットのエンジンは、本体の777とは違って、ER型を出すにあたり新たに金型が起こされた部分です。
以前のノーマル777のエンジンの時に比べ、格段にクオリティが上がっていることは実感できるのですが、いかんせん、けっこうキワドイところにヒケができてしまっているので、修正していきます。
パーツ分割は左右分割に加え、先端のリップ部分を別パーツ化して前からはめる形式にしたことで、リップの厚みが実機通りの再現になっているところが大きく進歩したところです。
ところがこの分割にしたことで、エンジン本体のほうにヒケができてしまっているのです。
これをまずはラッカーパテを使っておおまかに埋めていきました。
ラッカーパテの硬化後は、いきなりペーパーで削ると大事なディテールも消えてしまうので、ラッカーシンナー(うすめ液)を浸した綿棒で余分な部分を拭き取っていきます。
綿棒で拭き取れるようになるまで少し時間はかかりますが、こうすることでプラスチックを削らずにパテのみを少しずつ減らしていくことができます。
ただし、ラッカーパテを厚塗りしないことです。厚塗りしてしまうと、内部にたまったシンナーが逃げられず、プラを溶かしてしまうので、綿棒で拭き取っていっても元のプラ表面が出てこなくなります。
そしてその後さらに溶きパテを盛ります。
溶きパテはクレオスのサーフェイサー500を使用。
こちらはパテと違って一度に厚塗りができないのですが、塗っては乾かし、塗っては乾かしを3回くらい繰り返して厚みを増やしていきます。
溶きパテの利点は、ラッカーパテよりも硬度がやわらかいこと。
数日かけて完全に硬化後、ここで初めてペーパーを使って削っていきます。
あまり力を入れず、軽~くさすっていきます。
そうすることで、プラより溶きパテのほうが先に削れていきます。
プラも無傷とはいきませんが、モールドは残せます。
ペーパーは1000番のみ。
今回は以上~