静岡ホビーショーのレポート2回目です。
まあ、新製品の情報などは事前にネットで流れているし、会場の様子なども業者招待日の時点でネットに流れるので、会場に入って初めて知るようなことって実はあんまりないんです。
でもだからといって、会場に足を運ぶことがムダなのかというとまったくそうではなくて。
こういう、事前に情報が流れる時代だからこそ、直接メーカーの人とお話をしたり、実際に実物を見たり触ったりする事に価値が出てくるんだと思います。
知ってるかどうかではなく、体験したかどうか。
さて、今回のメーカー展示の中で一番楽しみにしていたのはアオシマのDD51。
アオシマのブログで紹介され始めた去年からずーっと待ち焦がれたキット。
発売は7月なのでまだちょっと先ですが、一足先に実物を拝むことができました。
エンジンなど、内部のメカ(?)までギッシリ再現されていて、ちょっと作るのが怖くなるくらい。
昨年の今頃でしょうか、ブログでエンジンなどを同じ寸法で再現するとカウルの厚みで入らなくなる、という記述があったのを思い出しました。
タミヤの1/32スピットファイアみたいな事(※)が起こってるんだな、とその時はふ~んという感じでしたが、いざ実物を目にするとなるほどその言葉の重みが改めて実感されるというか。
(※)タミヤはなるべくエンジンを小さくしないために、カウルの厚みをプラで成型できる極限まで薄くして話題になりました。
開発担当の方とも少しお話することができました。
曰く、「修行のようなものでした。」
どういう事なのか最初よくわからなかったのですが、聞くとお休みがここ一年ほとんどとれず、休日もほとんど出社されていたそうです。ひえ~
自分が作った製品なので、全部自分でやりたいからなのだとか。
こんど箱詰めもやりたい、とおっしゃってました。
展示してあったこのイラスト(写真じゃないですよ)は、なんと開発担当の方が自分で描かれたものだそうです。
え~っ?専門の人に描いてもらうんじゃないの?

しかもこのイラスト、素人がちょっと描いてみましたっていうレベルじゃないですよ。
聞けば美大系出身なのだそうで、「私のDD51のイメージはこういうイメージなんです。」と、ここにもその方のコダワリが埋め込まれているのです。
そりゃ休みもなくなるわな。

話していると実にタマシイが込められた製品であるということがよくわかりました。
一方、もう一つアオシマで気になっていたのはこちら。
BELKITSのVW POLO。
コレに関しては事前情報がほとんど流れていなかったので、ちょっと気になっていたのです。
ご存じの通り、BELKITSというのは海外のメーカーで、アオシマは輸入代理店になっているようです。
BELKITSのサイトでは4月に生産段階に入った、というお知らせはあったのですが、それがいつ日本に入ってくるのかヤキモキしていたところです。
発売は6月とのこと。
もうすぐですね。
デカールはオジェ(×オジエ)仕様以外に、ラトバラ(×ラパトラ)、ミケルセン(×ミケルソン)仕様も作れるようになっている模様。ていうか名前ビミョーに間違えすぎ。
BELKITSのキットはまだ一度も作った事がないんですが、ざっと見た感じではなかなかよさそうな感じ。
これは期待してしまいます。
アオシマブース内には毎年物販コーナーがあるのですが、そのジャンクパーツのコーナーで買ってきたのがコレ。
塗装のテスト用、練習用として、ボディパーツだけ買ってきました。
1個100円。
こないだのプレミアムメッキシルバーをテストした時のように、少したくわえておくといざというとき便利です。
ノーマルのセフィーロ。
だいぶ前に再販されたものだと思うのですが、欲しいと思ったときはすでに店頭から消えていたので、ここぞとばかりに。1,600円。
これはいわばアウトレット品。
箱がつぶれているという理由で1,000円でした。
定価6,800円なのでかなりお買い得だと思います。
どうもこういうのはタイムセール的に出されるようで、朝イチから置いてあるわけではないようです。
たまたまお店をのぞいた時、「特価品でーす」と言って並べているところでした。
数時間後に再び見に行ったら、たくさん出てたはずなのに、すべて売り切れてました。
だいぶ運がよかったらしい。
「安いからって買うのはやめた方がいい。どんどんたまるから」というプラモ仲間の先輩の言葉が頭をよぎりましたが。
つづく