ガイアノーツのペイントリムーバー(写真右)を試してみたいと思います。
実験台はまずはコレ。
プレミアムメッキシルバーの時に実験台になってもらったアオシマクラウン(200)のボディです。
なにはともあれ実験スタート。
タッパーにペイントリムーバー全量をあけて、半身浴的な格好でボディに液をかけていきます。
メーカーの説明では5~10分漬けておいたあと、ブラシでゴシゴシと落としていくとよい、とのこと。
ちょっとタッパーのサイズの選択をミスりました。
もう少し大きめにしておけばよかった。
ともあれ、全身がつかる状態ではなかったとはいえ、5分以上たってくると、上の写真のように塗料が剥がれ始めます。
その剥がれ方は、イソプロピルアルコール(IPA)というよりも、シンナー風呂に入れたときの剥がれ方に近いです。
塗料が溶剤に溶けていく感じ。
てっきりIPAのようなものだと思っていたのですが、感触はシンナーに近いです。
でもニオイはシンナーにくらべたらほとんどないです。
なんだろう、アクリジョンのニオイに近いような。
ところで、メーカーの説明では作業中は手袋着用のこと、とあります。
私は塗装中に使うこのニトリルゴム製の手袋で作業をしていたのですが、どうやらこのペイントリムーバーはニトリルゴムを侵してしまうようです。
作業中だんだん手袋に穴があいてきました。
ひととおり薄利後、中性洗剤で洗い落とすとこんな感じ。
塗装する前に表面を整えるためにペーパーがけをしてあったのですが、その部分を中心に白化が見られます。
シンナー風呂より便利だなと思ったのは、最後に中性洗剤で洗い流せること。
シンナーだと最後までしっかりと拭き取らないといけないので。
ちょっとてもシンナーが残っていると跡が残ってしまいます。
ですが、ペイントリムーバーの場合、洗い流すことですべて流すことができるのです。
これは便利だと思いました。
しかし一方で、洗い流さずに、液が付着したまま放置するとプラ表面に跡が残るようなので注意。
写真はないのですが、他のパーツでも実験したやつで、液がついたまま洗い流さずにほうちしていたところ、あとが残ってしまい、これを再びペイントリムーバーに漬けても、回復不能でした。
どうやらプラを少し侵しているみたい。
ちょっとそういう気になる部分があるので、もう少し実験は続けようと思います。
つづく